【助産師監修】3か月の赤ちゃんの向き癖が治らない?今すぐできる改善法5選 

👶 はじめに|3か月の赤ちゃん、いつも同じ方向ばかり向いていませんか?

生後3か月ごろの赤ちゃんを見ていると、

「なぜかいつも同じ方向ばかり向いて寝ている」

「写真を撮ると、顔が片側ばかり向いている」

と感じることがあります。


それがいわゆる “向き癖(むきぐせ)” です。

多くのママ・パパが心配になるのが、

「このままだと頭の形がゆがむのでは?」
「自然に治るの? それとも何か対策が必要?」

という点。
この記事では、3か月の赤ちゃんによく見られる向き癖の原因から、家庭でできる安全な改善法までをわかりやすく解説します。


🍼 向き癖とは?|3か月の赤ちゃんによくある自然な発達サイン

「向き癖」とは、赤ちゃんが寝ているときや抱っこされているときに、特定の方向ばかり向きたがるクセのことを指します。

実は、生後3か月ごろの赤ちゃんはまだ首の筋肉が完全に発達しておらず、左右の動きに差が出やすい時期です。

向き癖が起こる主な原因

  1. お腹の中での姿勢の名残
     赤ちゃんは胎内で狭い空間にいたため、片側に丸まっていた姿勢が残ることがあります。
  2. 外からの刺激(光・音・人の位置)
     授乳や声かけをいつも同じ方向から行うと、そちらを好むようになります。
  3. 筋肉のバランスの偏り(斜頸)
     まれに、首の筋肉が一方だけ硬い「筋性斜頸(きんせいしゃけい)」が原因のこともあります。

ほとんどの場合は自然に改善しますが、長く続く場合は早めのケアが大切です。


💤 向き癖を放置するとどうなる?|頭の形への影響に注意

3か月の時点で向き癖が強いと、寝ている時間が長いために**頭の片側が平らに見える「絶壁」や「斜頭」**が目立つことがあります。

特に、

  • 同じ方向ばかり見ている
  • 写真を撮ると顔が左右非対称に見える
  • 片方の耳やほっぺが前に出て見える

といったサインがある場合は、意識して姿勢を変えてあげることが大切です。
ただし、医療的な治療が必要になるケースはごく一部。ほとんどは生活の中での工夫で改善可能です。


🧸 今すぐできる!3か月の赤ちゃんの向き癖を改善する5つの方法

① 授乳の向きを意識して左右バランスをとる

母乳でもミルクでも、毎回同じ方向で授乳すると赤ちゃんはその向きを覚えてしまいます。
授乳の向きを交互に変えるだけでも、向き癖の予防になります。

② 寝る向きを工夫する

赤ちゃんの視線が自然に違う方向へ向くよう、ベビーベッドの向きや明かりの位置を変えてみましょう。
例:いつも右向きなら、ベッドを180度回転させて左から声をかける。

③ あおむけ+うつ伏せ練習(Tummy Time)を少しずつ

起きているときに、1日数分ずつうつ伏せ遊びをすることで首の筋肉が鍛えられ、左右のバランスも改善しやすくなります。
※必ず大人が見守り、安全な環境で行いましょう。

④ 向き癖防止クッションを活用する

最近は、頭の形をサポートするベビー枕や向き癖防止クッションも登場しています。
ただし、窒息防止のため必ず赤ちゃん専用の安全設計のものを選び、使用時間を短くするのがポイントです。

⑤ 家族の協力で「声かけの方向」を変える

パパ・ママ・兄弟など、みんながいつも同じ方向から話しかけていませんか?
家族全員で反対側からも声をかける習慣をつけると、赤ちゃんの興味が左右に広がります。

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🩺 それでも治らないときは?病院を受診すべきサイン

以下のような場合は、小児科や整形外科、または発達を見られるクリニックで一度相談してみましょう。

  • 片方しか首を動かせない
  • いつも同じ向きで泣く・嫌がる
  • 4〜5か月になっても改善しない

これらは、まれに「筋性斜頸」など筋肉のこわばりが関係していることがあります。
早期に見つけて対応すれば、数か月で改善するケースがほとんどです。


🌙 まとめ|3か月の向き癖は“気づいた今”からケアすればOK!

3か月の赤ちゃんの向き癖は、多くの家庭で見られるごく自然な現象です。
しかし放っておくと、頭の形やバランスに影響が出ることも。

今日からできるポイントはこの3つ👇

  1. 授乳・寝る向きをこまめに変える
  2. うつ伏せ練習で首の筋肉を鍛える
  3. 家族で声かけ方向を工夫する

焦らず、楽しくケアを続ければ、赤ちゃん自身の筋力発達とともに少しずつバランスが整っていきます。

赤ちゃんの成長はあっという間。
「無理に直そう」とするよりも、安心できる環境で自然に整えてあげることが何より大切です。

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